泡立てないで地肌をマッサージしながら洗うクリームシャンプー。
海外セレブの間で大ヒットし、日本でも広まりました。
色々なメーカーのものが発売されていますが、石油系界面活性剤を使っていないので、洗浄力を疑問に思われる人も多いようです。

市販されている普通のシャンプーは、洗浄力が強すぎると聞いたことがありますが、何か問題はあるのかなァ。
逆にクリームシャンプーは洗浄力が優しいらしいけど、そんなんでちゃんと洗えるの?
こんな疑問に答えます。
普通のシャンプーの洗浄力が強過ぎるので、クリームシャンプーが注目される

普通のシャンプーの洗浄力の欠点について
最初に普通のシャンプーの洗浄力について書きたいと思います。
市販されている普通のシャンプーは、良く泡立ちますよね。この泡が洗浄力の秘密で、泡立てば泡立つほど洗浄力が強くなります。
泡の正体は、合成界面活性剤です。
合成界面活性剤を使っているシャンプーは、洗浄力が強烈。髪や頭皮の汚れをキレイに落としてくれます。
ところが、この強い洗浄力がいろいろ悪さをすることが分かってきました。
- 必要な皮脂まで除去するので、頭皮が乾燥する。
- 頭皮が乾燥し過ぎて皮脂の過剰分泌につながる。
合成界面活性剤は、刺激がどうしても強くなるので、お肌の弱い人は要注意です。
最悪の場合は、皮膚が赤くなったり、乾燥して肌がかさかさになることもあります。肌が乾燥すると、かゆみやフケの原因にもあります。
しかも皮膚への浸透性が抜群なので、場合によっては肌細胞を破壊する恐れもあります。

もちろん頭皮だけではありません。髪の毛も泡の摩擦によってキューティクルが傷つく恐れがあります。
ということがあるので、クリームシャンプーが注目されています。
【参考】普通のシャンプーの洗浄メカニズムは
ちょっとマニアックな話なので、興味のない人は飛ばしてください。
専門用語を使うと、難しくなるので簡単な言葉で説明したいと思います。
普通、水と油は混ざり難いですよね。
ところが合成界面活性剤を使うと、混ざりやすくなります。
髪に合成界面活性剤を付けると、油汚れが浮き上がります。
なぜなら以下の式のように油と洗剤の結びつきの方が強くなるので、汚れが髪・地肌から離れるからです。
合成界面活性剤は、ローリングアップ現象といって汚れを丸めることで、汚れの範囲をどんどん小さくしていってキレイにします。
ちなみに合成界面活性は、泡立つほど洗浄力が強くなります。泡が小さくなると、泡立ちが良くなって皮脂や汚れを包み安くなるのです。
これが普通のシャンプーが汚れを落とすメカニズムです。
クリームシャンプーの洗浄力はどうなの?

クリームシャンプーは、ほとんどのメーカーで洗浄成分として天然由来オイルや天然系界面活性剤を使っています。
使っている洗浄成分は、クリームシャンプーによって違うので各記事を参照してください。
クリームシャンプーは、基本的にオイルに髪や頭皮の汚れを馴染ませながら洗います。オイルで油を洗うような感じですね。メイク落としのクレンジングクリームと同じようなメカニズムです。
正直なところ、普通のシャンプーと比べると、洗浄力が弱いです。クリームシャンプーのメーカーさんは、優しい洗浄力というお洒落な言葉を使っていますが、とにかく汚れが落ちにくいです!!
しかし、クリームシャンプーは洗浄力の弱さを逆利用して髪や頭皮を守り、保湿効果を高めています。
リンスやトリートメントがいらないんですよね(もちろんクリームシャンプーには、トリートメントなどで使用する成分も配合されています)。

洗浄力が弱いと、以下の良いことが起こります。
- 頭皮の乾燥を防げる。
- 皮脂の過剰分泌による頭皮トラブルを防げる。
- 髪を痛めません。
頭皮の皮脂は、紫外線や細菌から皮膚を守っています。
が、クリームシャンプーを使っても必要な皮脂までは剥がさないので、肌が乾燥してフケが出たり荒れたりする心配はありません。
さらに乾燥による皮脂の過剰分泌でテカテカになることも無いと思います。
髪も同じですね。摩擦が少なくキューティクルまでも取り除かないので、必要以上に髪を痛めません。それどころかクリームシャンプーほ保湿成分や修復成分が配合されているものが多いので、健康的な髪が期待できます。
もし埃まみれの仕事をやっていたり、砂漠を横断しましたという方は普通の洗浄力の強いシャンプーを使った方が良いでしょう。
しかし、清潔な空間で生活している人は洗浄力の強いシャンプーを使うより、より髪や頭皮をケアしてくれるクリームシャンプーを使った方がお得だと思います。極端な例ですが、現在では1週間に1回しか髪を洗わないような不潔な人はいないと思います。だったらクリームシャンプーでより美しくを追及した方が効果的です。

クリームシャンプーは、とても健康的なシャンプーなんです。
クリームシャンプーの洗浄力を活かす使い方は?

クリームシャンプーで洗う方法は、どのシャンプーも大体同じです。
まず、ブラッシングや予洗いで7割ぐらいの汚れを落とします。
次にクリームシャンプーを髪につけて頭皮をマッサージし、最後は髪と頭皮を濯ぎます。
メーカーによっては、マッサージした後、クリームを浸透させるために数分間置くことがあります。
クリームシャンプーを一度でも使った人は分かると思いますが、髪がサラサラになるのでびっくりしたはずです。
従来のシャンプーとは、根本的に洗浄方法は違うので、一度試してみて欲しいです。
まとめ
- 普通のシャンプーは、洗浄成分として石油系合成界面活性剤を使うことが多いが、髪や肌に悪影響を及ぼします。
- クリームシャンプーは、天然由来のオイルや天然系界面活性剤を洗浄成分として使っています。優しい洗浄力で髪と肌を守ります。
- クリームシャンプーの使い方は、どのメーカーもほとんど同じで、予洗いとマッサージが必修です。