地肌に優しいキャッチフレーズで大評判のクリームシャンプーですが、メリットばかりがクローズアップされます。
従来のシャンプーでも同じですが、クリームシャンプーはメリットもあれば、当然デメリットもあります。
では、クリームシャンプーのデメリットとは何でしょうか?
分かりやすくまとめたいと思います。
知らないと怖いクリームシャンプーの5つデメリットと、4つのメリット、そしてデメリットをカバーする使い方を紹介します。
クリームシャンプー5つのデメリット【知らないと怖い】
クリームシャンプーのデメリットを隠しても仕方がないので、正直に書きます。
分かりやすくするためにランキング形式で表現します。
クリームシャンプーは洗浄力が弱い。
クリームシャンプーは、一般的なシャンプーと違って石油系合成界面活性剤が原則として含まれていません。
泡立ずに摩擦が弱いので、実際に洗えているか不安になる人も多いと思います。
クリームシャンプーを入手しにくい。
クリームシャンプーは、ドラッグストアーや薬局などで市販されていることは稀です。
「目薬を買うついでにシャンプーコーナーで、クリームシャンプーを探そう」
と気軽るに買うことができません。
店員に勧められることがないため、自分から欲しいと思わないと試そうとも思わないでしょう。
値段が高い。
普通のシャンプーと比較すると、クリームシャンプーは値段が高いです。
実際には多機能なのでトータルコストは低くなりますが、高いシャンプーだと誤解されやすいです。
でも、頭皮や髪に悩みを抱えていない人にとっては割高になります。
ほとんどの方は、シャンプー以外にもリンスやコンディショナーなどヘアケアしていると思いますが、なかにはシャンプーしか使わない人もいるでしょう。
男性で短髪の人は、珍しくありません。
そうなると、クリームシャンプーはシャンプーとしてはとても高価なものになってしまいます。
泡立たないので、ちゃんと洗えているか不安
普通のシャンプーのように泡立たないので、しっかり洗えているか不安になりますよね。
クリームシャンプーのオイルクレンジングと同じ原理で洗うので、洗浄力はマイルドですが実際に洗髪ができています。洗った感や、爽快感に欠けますが、こればかりは慣れるしかありません。
最近は、シャンプーを全く使わないでお湯だけで洗う人もいますが、この湯シャンより全然洗えています。
ただ、どんなに使っても泡立ててシャカシャカ洗いたい人は、普通のシャンプーと併用しているようです。
クリームシャンプーの種類が少ない
クリームシャンプーはアメリカで普及した後、日本にやってきましたが、まだまだ製品の種類は少ないです。
基本的にオールインワンで、サラサラヘアに導くのが大きな特徴ですが、白髪ケア成分配合や保湿成分多め、全身に使えるタイプなど差別化がしっかりできます。
種類が少ないので、迷わなくて良いです。
この中でも注目すべきデメリットは、「洗浄力が弱い」です。
色々な広告で「洗浄力がマイルド」「石油系合成界面活性を使っていないので、髪と頭皮に優しい」のようにプラス面だけがクローズアップされます。
でも、シャンプーとして洗浄力が弱いというのは無視できないデメリットです。
すぐに分離してしまう水と油を混ぜ合わせる成分で、泡でくるんと包んで髪と頭皮の皮脂や汚れを浮かせ取ります。
しかしクリームシャンプーは、植物由来のオイルと乳化剤(洗浄成分)で汚れを落とします。
簡単にいうと、油を油で落とすイメージです。
オイルクレンジングに似た原理ですね。
クリームシャンプーは普通のシャンプーと比べるとどうしても洗浄力が弱いです。
だからシャンプーの前にブラッシングや予洗いして、ある程度の汚れを落とす必要があります(詳細については、ページ下側の「クリームシャンプーのデメリットを補う洗い方は?」を参照してください)。
もちろん普通のシャンプーにはデメリットもありますが、そのデメリットはクリームシャンプーのメリットになることが多いです。
クリームシャンプー6つのメリット
次はクリープシャンプーのメリットについて、少し話しましょう。
クリームシャンプーのメリットは以下の通りです。
- シャンプー1本で色々なケアができる。クリームシャンプーはオールインワンなので、シャンプーはもちろん、コンディショナーやトリートメントなどが不要になる。
- シャンプーの値段は高いけど、ヘアケアとしてのトータルコストは下がる。
- 一般的なシャンプーと違って、刺激が弱いのでお肌や髪に優しい。また、必要以上に皮脂を落とさないので潤いが保たれる。
- シャンプーすれば他のケアが不要になるので時短になる。
- 頭皮環境を整える。保湿成分がたっぷり配合されており、頭皮の乾燥やかゆみを防ぐ。
- 白髪予防として記載できる。カミカシャンプーやクレムドアンクリームシャンプーなど白髪ケア成分が含まれているシャンプーもあります。また、クリームシャンプーは頭皮マッサージをするため、血行が良くなって白髪の予防として期待できます。
繰り返しますが、クリームシャンプーの最大の欠点は、石油系合成界面活性剤を使わないことで洗浄力が弱くなることです。
でも、石油系合成界面活性剤は、頭皮への刺激が強く、必要な油分まで落としてしまいます。乾燥しやすくフケやかゆみの原因になるばかりか肌への負担が大きいのです。
その点、クリームシャンプーは植物由来の成分で汚れを落とすので、そんなことはありません。
肌や髪に優しく、保湿効果もあります。
最大の欠点を最大限に利用しているのがクリームシャンプーなのです。
整理すると、以下のようになります。
項目 | クリームシャンプー | 普通のシャンプー |
---|---|---|
特徴 | 植物由来成分で汚れを落とす。 | 石油系合成界面活性剤で汚れを落とす。 |
デメリット | 泡立たず洗浄力が弱い。 | 頭皮への刺激が強く、必要な油分まで落としてしまう。フケやかゆみの原因となることも。 |
メリット | 洗浄力が優しいので、必要な油分を残す。 肌や髪に優しく、保湿効果がある。 | 良く泡たち、汚れをしっかり落とす。 |
クリームシャンプーのデメリットをカバーする洗い方は?
どのクリームシャンプーでも同じですが、洗い方が普通のシャンプーと違います。
- ブラッシングする。
- ぬるま湯で予洗いする。
- クリームシャンプーで洗う。
- シャンプーを濯ぐ。
シャンプーを髪を洗浄する前にブラッシングと予洗いをすることで、洗浄力の弱さをフォローしています。
強すぎる洗浄力で、髪や地肌にダメージを与えることを考えたら、かなり健康的な方法だと思います。
まとめ
今回、クリームシャンプーのデメリットをまとめました。
クリームシャンプーの最大の欠点は、「洗浄力の弱さ」でした。
クリームシャンプーのデメリットが、石油系合成界面活性剤を配合している普通のシャンプーのメリットになります。
しかし、刺激が強過ぎるという普通のシャンプーのデメリットは、そのままクリームシャンプーのメリットになります。
何が自分に合うのかを考えて、どのシャンプーを使うかを決めてみてはどうでしょうか?
クリームシャンプーの中では、バランローズクリームシャンプーやカミカシャンプーが人気です。